Case【臼歯⑩】ARP(リッジプリザベーション)&インプラント埋入

治療内容

65歳女性

右上第1小臼歯が歯根破折により保存困難であった。同部の欠損補綴としてインプラント治療を計画した。頬側骨が大きく裂開していたため抜歯と同時に ARP(歯槽堤保存術)を行い骨幅の減少を抑え、骨が成熟後インプラントを埋入した。

  • 担当医:鈴木直樹
  • 治療期間:1年
  • 費用の目安:およそ60万円
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    術前

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    術後

Process

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    頬側が歯根破折し骨が大きく裂開しているため抜歯すると更に骨幅が減少する可能性が高い

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    骨吸収を抑えることに加えて増生を図る目的でチタンフレーム入りの非吸収性メンブレンを利用し移植骨のボリュームを維持した

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    4週間後メンブレン除去

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    6ヶ月後、十分な骨幅が増生出来ているためインプラント埋入

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    骨増生の経過

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    最終補綴装置装着。自然な歯と歯肉の形態が得られている

治療のリスクや副作用など
●インプラント治療におけるリスク、副作用など
①インプラント治療は保険適用外です
②インプラント治療は外科を伴う治療あり治癒に要する期間やインプラントが骨に結合す
 る期間、上部構造の調整など治療開始〜終了に至るまで来院回数や治療期間を必要とし
 ます
③喫煙者、糖尿病、口腔内衛生状態が悪い場合やあごの骨の量が足りない場合は事前に生
 活習慣の改善や治療が必要になります
④血圧の状態、心臓の疾患、骨粗鬆症などの方は、内科的側面からインプラント治療に適
 さない場合があります。
⑤お身体の状態や細菌感染によって、インプラントと骨が結合しない場合があります
⑥術後に出血、内出血、疼痛、炎症、歯肉腫脹、違和感を生じることがあります
⑦術後に稀に神経、血管の損傷、知覚鈍麻を起こすことがあります
⑧術中に稀に上顎洞膜が破れる可能性があります
⑨外科を伴う場合は治療期間が長くなります
⑩術後に上部構造の破損、インプラント本体破損・脱離が起きる場合があります
⑪治療後口腔内衛生状態が悪いとインプラント周囲炎を引き起こす場合があるので定期検
 診が必要です

治療症例一覧

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