歯周病という病気を
知っていますか?

歯周病41.8%、虫歯32.4%、その他25.8%

歯周病とは細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。
歯を失う原因の多くは、虫歯と思われていないでしょうか?
実は、その原因は、虫歯よりも歯周病が多いと報告されています。
日本人の成人の約8割が歯周病だと言われています。

なぜこれほど多いのか?
その要因の1つに生活習慣が挙げられます。
歯周病は虫歯と違い、お口の問題だけではなく、生活習慣も進行に大きく関わっているのです。

こんな症状はありませんか?

  • 朝起きた時、口の中がネバネバする
  • 歯ぐきがむずがゆい
  • 歯磨きの時に出血する
  • 歯ぐきが赤く腫れている
  • 口臭が気になる
  • 歯が長くなった気がする
  • 歯と歯の間に隙間ができて、食べ物が挟まりやすい

歯周病は「サイレントキラー」とも言われ、痛みなどの自覚症状が少なく、気がついたときには歯を抜かないとならない場合が多くあります。
日常のこまめなセルフチェックが大切になってきます。少しでも異変を感じたら、早めの受診をおすすめします。早期発見できれば、治療も比較的簡単で深刻な症状に発展することもないでしょう。

歯周病はこうして進行します

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    健康時

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    軽度の歯周病

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    中程度の歯周病

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    重度の歯周病

口腔内の清掃が不十分だと、歯と歯ぐきの境目に細菌を多く含んだ歯垢が留まり、歯肉が炎症し、赤くなったり、腫れたりします。そして、歯周病が進行してくると歯ぐきが下がってくるばかりか、悪くなると歯を支える土台である歯槽骨が溶けて、歯がグラグラ動くようになり、膿が出るようになり最終的には治療の選択肢が抜歯しかなくなってしまいます。

歯周病の原因

歯周病41.8%、虫歯32.4%、その他25.8%

お口の中には約300〜500種類の細菌がいます。
これらの細菌は普段は悪さをしませんが、不十分なブラッシング・生活習慣・体の抵抗力の低下などで、粘着性の物質を作りだし、歯の表面に付着します。これを歯垢(プラーク)と言います。
歯垢は取り除かなければ硬くなり、歯石に変化し歯の表面に強固に付着します。目に見える表面だけではなく、歯ぐきの中(歯肉縁下)に付着する場合もあります。この歯石の中や周囲に歯周病を引き起こす細菌が潜み、歯周病を進行させる毒素を出し続けます。

歯石はブラッシングだけでは取り除くことはできません。
歯科医師や歯科衛生士による適切な処置が必要となります。

このような生活習慣も
歯周病リスクをあげる
要因です。

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    食生活

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    喫煙

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    ストレス

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    咬合

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    遺伝

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    肥満

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    糖尿病

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    補綴不良

歯周病の治療の流れ

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    歯周病検査
    歯の揺れや歯周ポケットの深さなど、歯周病の症状がないか細かくチェックしていきます。
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    ブラッシング指導
    患者様一人ひとりにピッタリで効果的なブラッシング方法をご提案します。
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    歯肉縁上の歯石除去・内科的歯周病治療
    歯の表面に付着した歯石を、歯科衛生士が丁寧に取り除きます。また、内科的歯周病治療をご希望のかたは内服薬や歯磨き剤をご案内します。
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    歯周縁下の歯石除去(SRP)
    歯の根にまで歯石が付着していたり、歯周病がある程度進んでしまっている場合は、歯茎の中の歯石も除去します。
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    歯周外科※必要に応じて
    歯周組織が破壊されてしまっている場合は、外科的な治療で修復を図ります。
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    治療後の検査
    歯周ポケットの深さや炎症など、歯周病の症状がどのくらい改善されたか検査をします。
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    定期的メンテナンスの開始
    症状が落ち着いたら、再発を防ぐためにも定期メンテナンスにお越しください。

歯周病の治療

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スケーリーング、SRP
超音波、ハンドスケーラー、キュレット、またはレーザーを用いて歯垢や歯ぐき境目や歯ぐきの中の歯石を除去します。

歯周内科

お薬で治す歯周病治療です。位相差顕微鏡で口腔内の細菌を観察。
専用の抗生剤と歯磨き剤を使用し、1週間後に細菌が減ったかを検査します。

薬で治す歯周病

『あきらめていた歯周病が治った』

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すずき歯科クリニックでは、内科的歯周病治療(顕微鏡治療)を行っています。 「内科的治療」つまり薬によって治す歯周病治療です。
本当に薬で治るの?と思われる方も多いでしょう。
しかし、考えてみてください。歯周病は歯周病菌というバイ菌による感染症です。
つまりうつる病気なのです。

医学的に考えれば、感染しているバイ菌を顕微鏡で確認して、バイ菌に効く薬を選んで飲めば治るはずです。
従来の歯周病治療は、歯石を取り、歯磨きをしっかりしていただく、というものでした。
時には歯ぐきを切ったりする外科的な治療も行われます。これは普通の歯科医院でも受けられます。

心臓病・糖尿病・ガン・早産

しかし、いくら長時間歯磨きをしても治らないと感じている方も多いはずです。
最近の研究では歯周病は心臓病・糖尿病・ガン・早産をも招く疾患だと報告されています。
そんな恐ろしい病気「歯周病」に効果抜群の画期的な治療法が当院で受けられます。

歯周病に悩んでいる方には
お勧めの治療法です。

薬で治す歯周病の流れ

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    位相差顕微鏡で
    歯周病菌やカビの検査
    患者様のお口の中から歯垢を採取し、位相差顕微鏡で歯周病菌やカビの確認を行います。
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    内科的歯周病治療開始
    ・抗生剤(ジスロマック)を3日間服用
    ・専用歯磨き剤(ペリオバスター)を使用
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    治療効果の判定
    歯周内科開始1週間後に効果を判定します。
    こんなにも細菌やカビが減少しています!!
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    歯石と
    バイオフィルムの除去
    歯科衛生士によるスケーリングやSRP、PMTCで口腔内環境を改善します。
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    定期的メンテナンス開始
    定期メンテナンスで健康的な口腔内環境を維持することが大切です。

歯周外科

一般的な治療にはプラークを取り除く「プラークコントロール」、歯石を取り除く「スケーリング、SRP」などがありますが、それでも歯周ポケットや炎症の改善が見られない場合は、歯肉の奥深くの歯石除去、歯槽骨の整形などの歯周外科を行う場合があります。

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    歯周ポケット搔爬術
    麻酔をし、歯周ポケット内の歯石やプラークを除去します。
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    歯肉剥離搔爬手術(FOP)
    麻酔をしてメスで歯ぐきを切開します。
    歯石を完全に取り除き、骨の整形も行います。
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    歯周組織再生療法
    重度の歯周病により歯肉や歯槽骨が失われた場合に行う、歯周組織の再生を促す治療方法です。
    再生方法には歯根膜・歯槽骨・セメント質を再生する「エムドゲイン」「骨移植」、「CTG(結合組織移植術)」「GBR(骨再生誘導療法)」「自己血液CGF・AFG」など高度な技術を要するものなどがあります。ただし、適応症例が限られます。

歯周病にならないために

以前は「不知の病」とさえ言われた歯周病も、現在ではでは予防・進行阻止・治療も可能です。
歯周病の根本的原因は歯垢なので、「ためない」、「増やさない」ことが基本です。

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    正しいブラッシングを
    毎日欠かさず行う

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    生活習慣を見直す

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    歯科衛生士による

    定期メンテナンスを受ける

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